▶︎木造在来軸組工法
築50年超の家を活かして両親と一緒に暮らしたい

程よい距離感で暮らせる
古民家リノベの二世帯住宅

静岡県富士市 I 様邸
家族構成:夫+妻+ 長男長女+両親
築年数:53年
リノベーション面積/144.91 ㎡
 
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浴室を共用する二世帯住宅は、もともと一軒の平屋を、両親と同居するためにリノベーション。古民家の風合いを残しながら、両世帯がこれからの暮らしに合わせた間取りや、収納スペースづくり、素材選びをした。Iさんが寝室に用いたのは、旧家屋で飴色に育った床。勾配天井と存在感のある梁や桁は、夫婦ともにお気に入りだ。

外観は大きく変えず、玄関にも和風建築の趣を残した。外壁はガルバリウムに張り替え。土間から続くテラスを整備した。

玄関土間は親世帯から子世帯まで続く。奥まで光が届くおしゃれな引き戸を採用したことで、気分が上がる空間に仕上がった。

かつての玄関土間を中心に2世帯に分割。子世帯は土間のあるLDKに。杉板で囲った独立型キッチンは、「来客時に丸見えにならないように」、という奥さまの希望。天井が高く、開放的だ。

子世帯の寝室。床材はリノベ前の家の床板を再利用。

2世帯が共用する浴室の両側は、それぞれの洗面脱衣所。色違いのクロスでカラフルな空間にした。

親世帯のLDK。もともとの梁を現わし、天井を高く魅せた居心地のよい空間になった。

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